映画ストーリー |
東京の下町で豆腐屋をしている有馬義男(山崎努)の孫娘、鞠子(伊藤美咲)が『もうすぐ帰る』と母の真知子へ20時頃電話をしてきたにも関わらず、午前3時になっても帰って来なかった。それから10ヶ月後、大川公園で犬の散歩をしていた塚田真一(田口淳之介)が女性の右腕とショルダーバッグを発見する。警察は鞠子の腕ではないかと捜査している時、「ショルダーバッグは鞠子の物だが腕は鞠子の腕ではない」との電話が犯人から生放送中の放送局へ入った。そしてその後、犯人からの指定場所から鞠子の死体が発見された。
公園で女性の片腕とショルダーバックを発見した塚田真一は、数年前に起こった一家惨殺事件の生き残りであり、そして第一発見者でもあった。その真一を優しく見つめながらこの事件を取材し、そしてルポ本を書いた前畑滋子(木村佳乃)の夫の前畑昭二(寺脇康文)は東京で畳屋をしていた。滋子のファンであるという男性から昭二へ別荘の畳の注文があった。どの位の部屋なのか分からないので実際に見てもらった方がいいとの事で、昭二は見積もりもあるのでとその別荘まで訪れることにした。しかし、昭二はそのまま帰らぬ人となった。 |