satomiの勝手な
映画感想 |
大学新聞の記者アーシャとテレサはある精神科病院を訪れていた。この病院を退院するカール・チルダース(ビリー・ボブ・ソーントン)を取材する為だった。カールはこの大学新聞の女性記者の前でゆっくりと自分の事件を話し始める。カールはアメリカ南部のアーカンソーで産まれた。両親が住む家の裏に父親が建てた床もない小屋でカールは暮らしており、母屋にはめったに呼ばれる事はなかった。カールが12歳の時、母屋で物音がしたので覗いてみると、父が働く製材所の社長ディクソンの息子ジェシーとカールの母の情事の現場を目にしてしまう。カールはドアの横にあったカイザー・ナイフ、別名スリング・ブレイドで2人を殺害したのだった。それから25年後、カールはこの病院を退院することになった。
退院してカールはフランク・ウィートリー(ルーカス・ブラック)という名の少年と出会う。そして2人は友達同士になり、フランクの母リンダ(ナタリー・キャナディ)に勧められてフランクの家のガレージでカールは生活することになった。しかしカールの穏やかな生活は長く続かなかった。リンダの恋人ドイル・ハーグレイヴズ(ドワイト・ヨーカム)がカールの友人フランクにとっていい存在ではなかったのだ…。
とても切なくなる映画だった。独特な物があり、自然と映画の中に引き込まれていく。ラストシーンは途中でスグに想像は出来たが、でもどこかでそう終わって欲しくないと主人公へ願う自分がおり、映画終了後少しの間、何も言葉が出なかった。 |